東洋医学のベースとなる陰陽五行では、冬の臓器は「腎」(じん)だとされます。「腎」は腎臓だけでなく、すい臓、甲状腺、生殖器、泌尿器などホルモン系や免疫系を指します。腎には生命活動の根源とされる「精」が蓄えられており、体を温めたり機能させたりするエネルギーの源であるとされます。しかし、年齢とともに「精」は減っていく傾向があります。体内にある気エネルギーを充実させ、循環を良くすることが、腎の強化とアンチエイジングにつながるとされます。
体内の気エネルギーを充実させる一番手軽な方法の一つが、呼吸・瞑想です。呼吸は、酸素を吸って吐き出す動作で、ふだん意識せずに行っていますが、これを意識して行うことで、巨大なエネルギーの倉庫である宇宙から新しいエネルギーを取り入れることができるようになります。
一方、瞑想(メディテーション)は、気エネルギーが持つ無限の可能性を引き出す方法です。「瞑想」と聞くと、どこか神秘的で特別な修行のように思われがちですが、瞑想で自分の内側に潜んでいる無意識の領域にアクセスすることで、脳が活性化。エネルギーの扉を開くことができます。
イルチブレインヨガでは、東洋医学と最新の脳科学にもとづき、独自の呼吸・瞑想プログラムを実践しています。イルチブレインヨガの呼吸トレーニングでは、体の中にたまっている古いエネルギーを排出して、体中のエネルギーを常に新鮮な状態へと導きます。さらに、体を動かしながら行うダイナミックな瞑想によって、身体の生命力を高め、エネルギーの感覚を回復させていきます。
これらの呼吸・瞑想によって血液と気の循環が円滑になり、細胞一つ一つが活性化。本来の自然治癒力が回復するとともに、感情コントロールがスムーズになり、メンタルマネジメント力が向上していきます。日常生活で怒ったり、悲しんだり、喜んだりといった気持の変化に引きずられにくくなることも期待できます。