「ダイエットには興味がないから、腹筋は鍛えなくてもいいや」—。そんなふうに思っていませんか?実は腹筋は、ダイエットや美容だけでなく、健康にとっても大切な場所なのです。
最近、腹筋を鍛えて健康になろう、という考えが広まっています。「腹筋の強化はダイエットのため」という女性が多かったのですが、最近では、「内臓を温めるために腹筋を鍛える」という人が増えているのです。
東洋医学では、お腹のことを「お中」といいます。文字どおり、からだの中心にあって、生命の根幹ともみなされる大事な場所、それがお腹なのです。
お腹は、健康のバロメーターともいわれます。お腹を触ると、からだのいろいろな情報を得ることができます。だから、お医者さんは患者さんのお腹をよく触りますよね。たとえば、お腹が冷たければ、からだ全体が冷えているということ。暑がりの人でも、お腹が冷たいなら、それは立派な「冷え性」といえます。
お腹の冷えは健康の大敵です。その理由は、お腹の中には免疫器官がぎっしり詰まっているからです。たとえば腸には全身のリンパ組織の約6~7割が集まっていて、わたしたちの体の免疫力の中心になっています。お腹が冷えると、これらの免疫器官の力が弱まり、病気がちになるのです。
腸などの内臓を守る盾(たて)となるのが腹筋です。腹筋が弱いと、お腹を守る力が貧弱になり、内臓が冷えやすくなります。腹筋を鍛えれば、内臓の血行がよくなり、免疫力がアップします。腹筋は、健康づくりのカギを握るのです。
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