人間は年齢を重ねるにつれて思考の柔軟性がなくなると考えられています。古い観念や経験にこだわり、新しい発想を生んだり、受け入れたりするのが難しくなるというのがその理由です。確かに、アップルやグーグル(Google)のような超革新的な企業の多くは、若者によって創られました。科学分野などのノーベル賞受賞者も、若いころの発想がもとになっている場合が多いといいます。
その一方で、高齢になっても目覚ましい活躍をする人も大勢います。世界的な指揮者・小澤征爾氏は80歳のときに初めて米グラミー賞を受賞しました。江戸時代の測量家、伊能忠敬が歴史的な偉業となる全国地図をつくったのは、55歳から71歳の17年間でした。
結局、柔軟さを保てるかどうかはその人次第。さすがにノーベル賞級の発明はできなくても、柔軟性や創造力は何歳になっても発揮できるということ。とくに人生100年とも120年とも言われる長寿時代を生きる私たちは、40代や50代、あるいは60代で「もうピークを過ぎた」と考えるのでなく、挑戦と成長を続けることが大切といえるでしょう。
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