健康のために自分お部屋のコーディネートに気を配る人が増えています。自宅にさまざまな工夫をこらすことで、いつでもリラックスできる環境を整える。そんな気軽な健康法がひそかなブームです。
リラックスしやすいお部屋づくりで大切なのは、五感に訴えかけること。「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」を刺激し、喜ばせる演出が欠かせません。
たとえば、視覚であれば、夜になったら蛍光灯などの直接照明を消し、間接照明に切り替えることで、リラックス効果は高まります。
聴覚には、川のせせらぎや鳥のさえずりなどの自然の音やヒーリングミュージックを流すことが効果的。嗅覚には、アロマオイルをディフューザーで拡散させることで、気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。
リラックス環境をつくるうえで、とくに重視したいのが、ベッドルームの心地よさです。ベッドルームを熟睡できる環境にできているかは、健康状態を大きく左右するからです。照明や室温に気を配り、安らげる寝室を演出。布団やパジャマは、さわり心地の良い生地を選びましょう。
仕事などで緊張しているときは、自律神経の中でも交感神経が優位になって、血管が収縮した状態になっています。仕事を終えて、帰宅した後は副交感神経を優位にして、血管を広げてあげないと、健康な体が異常をきたしかねません。
自宅に戻ったら、気持ちをリラックス状態にして、副交感神経を優位にさせることが大切。この切り替わりがうまくいけば、心と体の緊張もとれ、血行や代謝も良くなります。