30日間の挑戦から生まれる創造的な習慣


アメリカの食文化と肥満の問題を描いたドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」(2004年、アメリカ)。この映画は、30日間にわたって、監督が自らマクドナルドのハンバーガーだけを食べ、自分の健康がどうなるかを描いています。ファストフードを中心とする偏った食生活に警鐘を鳴らし、米アカデミー賞のドキュメンタリー部門にもノミネートされました。

この映画を見て、自分の食生活を見直すアメリカ人も少なからずいたようですが、違った形で影響を受けた人がいました。米Googleに勤務するマット・カッツ氏です。

カッツ氏は、Googleの検索エンジン開発の責任者として、ネット業界は名の知られた人物。カッツ氏は、スーパーサイズ・ミーの監督が途中で挫折することなく30日間ハンバーガーを食べ続けた姿に感動したそうです。そこで、自分も30日間、何かに挑戦することを決めました。映画のように「毎日同じものをずっと食べる」というような悪い習慣でなく、健康的な良い習慣を身につけるためです。

マット・カッツがチャレンジしたのは8つです。4つ(自転車で出勤、1万歩ウォーキング、毎日1枚写真を撮る、小説を書く)は、新たな習慣へのチャレンジであり、4つ(TV禁止、砂糖禁止、Twitter禁止、カフェイン禁止)は、既存の習慣を捨てる挑戦でした。

30日間挑戦を続けたカッツ氏は、人生を大きく変えるきっかけをつかんだといいます。机にかじりついている「ネットおたく」から脱皮し、職場まで自転車で通うような健康的なライフスタイルを手に入れたのです。

30日が過ぎた後も良い習慣を続け、昨年、アフリカで最高峰の山、キリマンジャロ山でハイキングをしたといいます。ルックスも見違えるようにスリムになりました。「小さいことでも30日間やり続ければ、意外と身につけられる」とカッツ氏は言います。

30日間の挑戦は、脳にとってもたいへん効果的です。脳は大きな成功よりも、小さな成功を1つ2つ積み重ねることを好みます。その達成感の記憶が、さらに新しいことをしようという意欲につながります。それを繰り返すことで、創造的な習慣を増やすことができます。大きな変化(CHANGE)は、小さな成功から始まるのです。

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