ダイエットがうまくいかなくて悩んでいる人は多いでしょう。食事制限など様々なダイエット法を試して次々に失敗しているのなら、肥満の原因が「体」でなく、「心」や「脳」にあるのかもしれません。
現代人は、1日に5万種類以上のことを考えているとされます。大事なことから些細なこと、くだらないことまで、いつも考えが脳をぐるぐると巡っています。これらの考えは、感情を作り出します。「好き」「嫌い」「楽しい」「悲しい」など様々な感情が考えから生まれます。こうした感情がストレスを作りだします。
現代人の病気の80%以上がストレスによる心因性疾患だといいます。つまり、考えや感情から生まれるストレスが、体の不調を引き起こしているのです。肥満という不調も例外ではないはずです。
例えば、ストレスを強く感じると、私たちは暴飲暴食をしがちです。これは、ストレスによって脳が疲労し、満腹中枢の働きが鈍くなるからです。満腹中枢が働かないと、「胃がいっぱいになった」という信号を脳がキャッチできなくなり、「食べてリラックスしたい」という本能だけが暴走することになるのです。
そこで、現代男子、女子にオススメしたいのは、「考えの断食」です。食事をとらない「断食」を行うかわりに、考えを止めて、否定的な感情がわきおこるのをストップするのです。そうすればストレスも生まれず、心因性の肥満を防ぐことができます。
考えを止めるのに最適な方法は、ズバリ、瞑想です。瞑想をするということは、考えと感情をカラにすることです。瞑想をすると、頭が澄んでスッキリし、心がリラックスして楽になり、考えや感情をコントロールする能力が高くなります。いわば、瞑想は「考えのダイエット」といえます。
ダイエットというと、食事制限に代表されるように、どうしても我慢が求められることが多いです。でも、「考えのダイエット」は、気軽に瞑想をするだけで実践できます。ストレスフリーのダイエット法ですので、ぜひお試しください!