多忙なビジネスパーソンは、週末に体を休めても疲労感が取れないままということが多いようです。十分な睡眠や休息をとっても疲れが残っているのは、脳が休めてないからかも。脳が緊張した状態が続いていると、いくら体を休めても、ほんとうの安らぎを得ることができません。
では、どうすれば脳からしっかりリラックスさせることができるのでしょうか?
脳がリラックスしている状態とは、副交感神経が優位に働いている状態のことです。自律神経には、緊張状態のときに優位になる交感神経と、リラックス状態で優位になる副交感神経があります。交感神経が優位のときは脳も活発に働いていて、この状態が長く続くと、精神の安定を促す脳内ホルモン(神経伝達物質)であるセロトニンが減りやすくなると言われています。
自律神経は、交感神経と副交感神経がバランス良く主役を交代するのが理想とされます。様々なストレスにさらされている現代人は、交感神経に偏りがち。だから、意識的に脳に働きかけて、リラックス状態へと導いてあげることが大切になります。
そのためには、体に心地よい刺激を与えてあげることがオススメ。たとえば、ウォーキングを日々の生活に加えると、体内の血のめぐりが活性化して脳が刺激され、脳疲労から解放されやすくなります。私たちの脳は刺激を求める傾向があり、「仕事脳」「ビジネス脳」にどっぷりつかっていると退屈して疲労も倍増します。忙しい人こそ、適度な運動で、脳をリセットしてあげましょう!